F50ブレンボとF40ブレンボの違いについて "Difference between Ferrari F50 brembo and Ferrari F40 brembo."
チューニングパーツ、ドレスアップパーツとして人気のブレンボキャリパー。そんな人気のブレンボキャリパーの中でも個人的に王道なのがF50ブレンボです。
しかし、F50ブレンボには、見た目は全く同じ形をしたF40ブレンボというキャリパーがあります。どちらのキャリパーもブレンボ社が生産している正真正銘の本物のブレンボキャリパーですが、両者には細かい違いがあります。
今回は、その違いを比較しブレンボ導入を検討している人が「F50だと思ったらF40だった!」というような間違いが少しでも減らせるよう書いていこうと思います。
で、今回用意したブレンボがこの二つ
黒い方がF50ブレンボとして購入したキャリパー
赤い方がF40ブレンボとして購入したキャリパー
が、比較を進めていったらまさかこんなことになるなんて。。。w
F50?ブレンボ |
F40ブレンボ |
まずは、一般的に?言われているF50ブレンボとF40ブレンボの見分け方を比較してみました。
F50 brembo
ピストン径 44+40
対応ローター径 355mm
ブリッジボルト横に凹みあり
F40 brembo
ピストン径 44+38
対応ローター径 332mm
ブリッジボルト横の凹みがない
このくらいだと思います。
対応ローター径に関しては、市販のブレーキキット(biot,RDDなど)から考えるともう少し大きいローターをつけられるっぽいですが、F40に340mmをつけると若干端の方の塗膜が禿げるくらいの干渉はある(熱が入ったとき?)ので、今回はフェラーリ純正ローターサイズとします。
さらにF40ブレンボには、一般的に知られているウレタン塗装されたタイプとフェラーリ純正OEMタイプの2種類が日本には流通していると考えられます。
この二つの見分け方は、
F40 brembo
表面仕上げが塗装
bremboロゴがステッカー
キャリパーの表と裏をつなぐブリッジチューブがある
ブリッジチューブ |
F40 brembo ferrari OEM
表面仕上げがアルマイト
ロゴが立体
ブリッジチューブなし
と、ここまでは自分が知っていた知識を長々と書きましたが、実際にこのブログに写真を載せようと黒いF50ブレンボキャリパーをバラしていきました。
「44mmの大きいピストンね。」
「じゃあこっちが40mmだな。ん?んーーー?ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?」
「えええええええええええええ!!!!!!!2mm足りないんですけどおおおおおおおおお!!!!!!!
2mm削れちゃったかな?ここ1つだけかな?(←それはそれで大問題www)」
で、8つのピストンを外して全部測ると44mm×4つ38mm×4つという結果に。。。
はい、取り乱しましたが「ブリッジボルト横の凹み」で、F50ブレンボとF40ブレンボの判断はつかないという結果になりました。
いいですか!凹みがあるからF50ブレンボだ!って買うと僕みたいになりますよ!!!
大事なことなので二回言いました。w
このキャリパーってF50なの?F40なの?w
凹みはあるけどピストンは44+38だし340ローターまでしか入らなそうだからF40ということにしましょう。w
さらに、F50ブレンボにはピストンサイズ40+36?のナローピストンタイプもあり、44+40との違いはダストブーツが見えるかで判断できるようです。
さて、結論ですが皆さんはしっかりピストン径を確認してキャリパーを購入しましょう。
F50ブレンボを買おうとしてナローピストンタイプを買ったりした日には、ブレンボ入れたのにブレーキ効かなくなったなんてことも。。。
いいですか!ピストン径を確認してキャリパーは購入しましょう!!!
大事なことは二回言います。w
ということで、今回わかったことは
F50ブレンボには
44+40
40+36
のピストンサイズがあること
F40ブレンボには
ブリッジボルト横が凹んでいて、塗装仕上げ、ロゴがステッカー、ブリッジチューブあり
ブリッジボルト横が凹んでいない、塗装仕上げ、ロゴがステッカー、ブリッジチューブあり
アルマイト仕上げ、ロゴがステッカーではない、ブリッジチューブがない
の3種類があることが判明しました。
この記事について足りない情報がありましたら、コメントにて教えてください。
ご覧いただきありがとうございました。
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