F50ブレンボとF40ブレンボキャリパーのブリッジボルトやブレーキホース、刻印の意味
ブレンボキャリパーを分解オーバーホールしてみてわかったことがあったので、備忘録にします。
まずは、キャリパーの外れるところは全て外します。
まずは、キャリパーの外れるところは全て外します。
はい。分解しました。で!す!が!一箇所どうしても取れなかったところがあります。
これ。。。
パッドの前後方向のガタを抑えるプレートがM6のピッチ1.0、頭がT27のトルクスボルトで止まっているのですが、パッドを外した時はここにボルトがあるなんて思えないほど溶けたブレーキダストがこびりついていました。
やっとの思いでダストを掃除し、トルクスの形をしたボルトの頭がでできたのてレンチをかけたら、「ヌルッ」と嫌な感触。。。
えぇ。ナメマシタ。w
ラスペネも、ネジザウルスもだめ、赤い方もあるからいいや。と諦めました。www
ちなみに赤い方は綺麗に取れましたよ。
ちょっと言い訳すると、トルクスの溝にブレーキダストやら泥がつまりそこに水分がずーっと溜まってしまってトルクスの形は保っているけど腐食で素材が本来の硬さがなくなっていたんでしょう。(自分の技量不足の方が原因だと思うけど。w)
このプレートのボルト、純正ブレンボ(日産、スバル、三菱etc... )にもついているので、ほぼ全てのキャリパーがこうなる可能性がありますね。
個人的にはこのボルトは定期的に新品にした方がいいと思います。ネジ頭に汚れが溜まらないように対策も必須ですね。
そんなところ外さねーよって人はそのままでいいと思いますよ。w
で、やっと本題のこのボルト。
ブリッジボルトですね。
これ外して大丈夫なのか???と少し不安になりましたが、海外だと結構外している人もいるし、チタン製の強化ブリッジボルトも出ているので外しても問題ないものと判断しました。
しかし、いくら調べても規定トルクが出でこないwww
てことで、ボルトとキャリパーに一本線をマーキングし何回転回ったかわかるようにしてから、トルクレンチを使って50N・mから5N・mずつトルクアップしていき、「パキン!!」と緩めてからズレたマーキングが元の位置に戻るまで締め直すと大体65〜75N・mくらいでしたので、M12の強度区分8.8のボルトと決めつけ、77.6N・mとすることにしました。
ちなみに外した理由は綺麗に塗装するためだけですので、ただオーバーホールでシール類を交換する際は外す必要はないですね。
ちなみに外した理由は綺麗に塗装するためだけですので、ただオーバーホールでシール類を交換する際は外す必要はないですね。
これも本題のF50,40系ブレンボのブレーキホース接続方法についての疑問。
F50,40系のブレンボの接続方法はヨーロッパタイプのコンベックスフレア接続のみだと思います。ブレーキパイプの接続方法には主に3種類あり、ダブルフレア、コンベックスフレア、バンジョーです。
ダブルフレア |
コンベックスフレア |
で、黒い方のダブルフレアは、コンベックスフレアに圧入式の変換アダプターを後から圧入されたものだと思います。(違ったらごめんなさい)
中古で買った場合、しっかりここを確認しないと純正のブレーキホースが付かなかったり無駄にブレーキホースを買ってしまう可能性がありますね。
最後に刻印の意味について。
まず、数字がずらずら並んでいるやつ。これはキャリパーの品番だと思います。この番号を元にオーバーホールキットとか補修部品を手配できるはずです。
で!!!丸の中に「95」とか「99」って書いてる奴が西暦のしも2桁で、キャリパーが製造された年式でした!!!これが一番の驚きでした。
どっちも20年以上経ってんのかーいと。www
でもこれ、純正ブレンボにもある刻印みたいなのでブレンボがついてるそこのあなた!!!自分の車のキャリパーが何年式かわかりますよ!!!
と、まあこんな感じで気付いたことをずらずらを書いてみました。
そんなこと知ってるわ!!!そんなの当たり前だろ!!!という方、お手柔らかにお願いします。w
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